2006富士チャレンジ200(再掲)

富士チャレンジ200が近づいてきましたね。

去年(2006)、200キロソロに参戦したときの記録をmixiにあげたのですが、外部ブログのため見えないので、ここに再掲しました。
今年富士チャレンジ200に挑戦する方の参考になれば幸いです。

●富士チャレンジ200前半
200km初参戦の今回は、低燃費&ノンストップ作戦で望みました。
補給をしっかり準備して、全開走行の7~8割ぐらいで周回することとし、特にコース後半の登りは、ついつい早い方に引っ張られて一緒に踏みそうになるところをぐっと我慢し、後半に体力温存を心がけることにしました。
今回装備したものは、以下のとおりです。

大型ボトル(800cc):2本(1本は水、もう一本には、カーボショッツ5本分を溶かしたもの)
カーボショッツ:5袋
ミニクリーム:2個(袋から出してポケットに入れておきます)
アンパン:1個
カロリーメイト:2個
種無し乾燥梅干:1袋(袋から出してポケットに入れておきます)
トップテン:1本(万が一、後半バテバテになった時の備え)

明け方まで雨が降っていて、サーキットに到着したころはまだウエットでしたが、天気の方は回復してきました。
到着後、あわただしく準備を終え、いよいよ8時から息子の500mキッズレースが始まりました。 つい先日補助輪がとれたばかりなのですが、転ぶことなく頑張りました!記念のメダルに大満足! つづいてぴえるさんの娘さんの1週レース。これまた頑張りました!!最後のストレート、プロ顔負けの気合の走りがすごく印象的でしたよ!

そして、いよいよチャレンジ200のスタートです。
スタートしてから1~2分ぐらい待ったでしょうか、ようやく動き始めました。2000人がコース内にいるとの放送がありましたが納得です。ゆっくりとぴえるさんと一緒にスタートしました。ぴえるさんとは一緒に走行したいのですが、レベルが違いすぎてついていけません。ごめんなさいね。

前半戦は、スタート直後の団子状態がこなれてきたあたりから少しペースをあげ、まずは無理せず周回できる速度と自分と同じぐらいのペースで200km先のゴールを目指している仲間を探すことにしました。心拍計を持っていないので感覚的ですが、課題である後半の登りは集団からちぎれても無理せずシッティング&ケイデンス維持に努め、ストレート前半からうまく列車を乗り継いで1周35kmぐらいで走れると、7~8割ぐらいの力で巡航走行できそうです。
また、僕と同じぐらいのペースで200km先のゴール目指している方を何人かチェックさせていただきました。声こそかけることができませんでしたが、頑張りましょうね!と心の中でつぶやきつつ、自分にも気合を入れます。

この結果、前半戦はそれほど消耗することなく100kmを通過することができました。しかも結果は去年の100km参戦のときよりも20分ほど早いタイムです。けど、このとき既にぴえるさんは2周先を走っています。やっぱ早い!
水もまだ半分ぐらい残っていたので、後半戦、うまく使えば水は大丈夫そうです。ペースもこのまま維持できれば完走間違いなしなのですが、後半はがくっとペースが落ちてくると聞いていますので、少々不安。さらに、この頃からなんとなく別の水タンクが満タンに近くなって来た感じ・・。ん~、ノンストップ大丈夫か・・。走りながらしちゃえばいいんだよ、というアドバイスいただいていたのですが、僕にはやっぱ無理。(後半に続く)

● 富士チャレンジ200後半戦
後半戦突入です。
午後にはいってから、ホームストレートの向かい風がきつくなってきました。 しかも100kmや耐久を終えた選手が多くなってきたのでしょうか、集団がバラヶ気味になってきて、ストレートの立ち上がりで簡単に乗れた列車も、この時間になると列車自体なかなか来てくれません。
単独走行で油断していると、ストレートで30km/hを下回ってしまう状態・・・。

ストレートでの単独走行は、午後に入って向かい風が強くなったこともあり、結構消耗します。少し踏み込んでみて、誰かついてこないかな?と試すものの、誰もついてきません。ん~、やばいぞ。周回ペースがガクッと落ちます。130kmを過ぎたあたりでついに平均35km/hを下回ってしまいました。

足はまだ大丈夫なのですが、首や腰が張ってきてかなり痛くなってきました。しかも僕のタンクも満タン。 かといって何か策があるわけでもなく、むなしく周回すること数周、ストレートを力なく走行していると、すっ~と右側から待ちに待った列車がやって来ました。
やった!と思いましたが、先頭はYahooジャージとラバネロジャージ。YahooといえばTeam VANG Cyclingじゃありませんか。あかん、ペースが違いすぎる、とあきらめかけました。

しかし、プロチームが先頭を引く列車にしてはどうもペースが遅い感じです。気を取り直して追いかけ、ストレートエンドあたりでなんとか列車の最後尾に着くことができました。
どうやら既に競技を終えた招待選手がペースメーカーとして周回してくれているみたいです。僕としては、ずるずるとペースダウンしはじめていたので、この集団から千切れるわけには行きません。後半登り区間のマイペース&シッティング作戦も、ダンシングに切り替えてこの列車についていくことにしました。
するとどうでしょう、首、腰がどうにも痛くて仕方がなかったのですが、ダンシングによるほぐし効果なのか、だいぶ楽になりました。
こんなことなら最初から適度にダンシングを入れて登ればよかったです。

さて、この集団はかなり大きいため、長い下りでは隊列が長くなり、途中で千切れそうな状況でした。 このため、前に出てしまおうと思い、下りを利用してじわじわっと前に出て、登りで一気に先頭直後までジャンプアップしました。
この位置だとプロ選手(多分福島選手だと思います)の走りがばっちり観察できます。しばらくこの位置で走り方を観察しよう、と思っていると、要所で走り方を解説してくれているではありませんか!ありがたいことです。 風向きによる後ろのつき方、登り区間のギアの使い方など各場面で解説してくれます。
最後の登り区間の攻略法はすごく勉強になりました。ギアを一番軽くしてください~、さあ行きますよぉ~、ということでダンシング開始、少しゆるくなった区間では、ギアを数枚重くし回転を維持します。ストレート直前の最後の登りはギアをうまく合わせてダンシングしてスピードを殺さずにストレートに入ります。ダンシングは回転を維持する感じで、踏み込んでガシガシと登るという感じではなさそうです。

解説によると、こんな感じで後半の上り区間を登ったときの負荷(心拍数)は、実は下り区間と同じぐらいなのだそうだ。 大事なのは全体を通して、負荷を極力一定に保つことなのかも知れません。

よく考えると、この集団につく前までは、ストレートの入りで必死に踏んで、下りでは休み、登り区間はてれてれ・・という繰り返しで周回していて、負荷のばらつきが大きい走り方だったように思います。

こうして残り30kmぐらいはずっとこの集団にお世話になり、無事ゴールすることができました!!!
ピットに戻るとトイレに猛ダッシュ!水タンクは越流寸前、土俵際いっぱいいっぱいでしたが、 無事空にすることができました。

記録は5時間58分、202位/957人でした。

【今回準備した補給剤のインプレ】
大型ボトル(800cc):ちょうど2本使い切りました。
カーボショッツ:1時間に1つ補給しましたが、走行中はちょっと食べにくい。
ミニクリーム:走行中食べるのに最適。一口大で食感が微妙にしっとりしているので呼吸が多少荒い状態でも食べやすい。お勧めです!
アンパン: ミニクリーム同様、しっとりして食べやすいけどちょっと大きいのが難。
カロリーメイト:ぱさぱさして粉っぽいので、走行中は気管に入りそうで最悪。
種無し乾燥梅干:袋から出してポケットに入れて、適当につまんで食べました。
トップテン:使わなかったので分かりません。

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