キックにあわせて水をかく

土曜日。

30分マスターズが終わり、コーチと生徒達で雑談していた時のこと、呼吸方法の話題になりました。

(コーチ)
呼吸する時がバランスが崩れた状態になり体がしずみがちになります。だから呼吸がうまくできないのです。
沈んでしまう理由は簡単で、横を向いた姿勢の時に腰の位置が下がるからです。腰が沈むとよけいに頭を上げなければならないのでさらに腰が沈む。これが呼吸がうまくできない最大の原因なので、如何に腰の位置を高い位置でバランスを保つか、ということになるのですが、これが難しい。
腰を高い位置にキープするようキックを入れてバランスをとるようにすると、楽に呼吸ができるようになります。この場合、腰を高い位置に保つことがキックの目的になので、水を下に押してバランスをとるような感じにしましょう。蹴るようなイメージだと力が入って余計に沈むか、あるいは抵抗になってしまうので注意です。

ほー、なるほどね、そぅか!
ところで、説明の中で、キックに合わせてかく腕を合わせるように意識すると、イメージしやすいでしょう、という表現があった。

おや?どういうことだろう・・・。キックに合わせてかく?
ワンストロークで2回、あるいは6回キック・・・という説明ではなかったのでちょっと気になった。

そこで、試しにキックに合わせて腕を回すような意識で泳いでびっくり。
確かに腰が高い位置に保てる感じがするし、苦手な左側呼吸も、顔がしっかり水面から出るのでやりやすい・・。ちょっと意識を変えるだけでこうも違うか~。目からウロコ!
感覚的には、横呼吸の片手バタフライを右左交互にやる感じに似ている感じがします。
なるほど、こんな意識で練習すれば、左右のバランスも良くなって、腰が落ちずにフラットな姿勢が保てるかも知れない。

ちなみにキックの話はその後、短距離とプルの関係に発展!こーなってくると初心者の私にはもうついていけませんでした。

一応、忘備録としてメモしておこうと思います。

長距離の場合は、いわゆる2ビートで、キックというよりもバランスを保つような感じで足をかるくけりおろします。先ほどの呼吸の話と合わせて説明しましょう。

ゆっくり長距離を泳ぐ場合には、キックを入れることによって腰が前(上)にすっと出ますので、そのタイミングに合わせて腕を大きく回しながらゆっくり呼吸し、その後はできるだけ遠くに入水してしっかり伸びて、S字プルで遠くの水を抱え込んで泳ぎます。こうすると、バランスを崩さず、大きくゆったりとして伸びのあるクロールになります。

一方、短距離では、腰から下はほとんどローリングさせず、推進力になるようしなりをきかしたキックを打ち、呼吸は上体のローリングに合わせて行います。水のかき方は、S字だと速いキックに追いつかなくなるので、最近注目されているストレートプルで速いキックに合わせて腕の回転を維持するようにしましょう。

まだまだですなぁ。

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